他人と比較してしまい辛い時に【マインドフルネス】

マインドフルネス

他人と比較して劣等感を感じてしまうアナタへ

あの人はすごいなぁ…

それに比べて自分はモテないし能力もないし…

そんな風に思った経験は誰しもあるはず。

今回は、【他人との比較はマジで無意味です】というテーマでお伝えしていきます。

しかしながら比較って、ついついしてしまいますよね。

僕もいっつも自分より有能な人を見ては、「それに比べて自分は…」って思ってました。

しかし、現在はそんなに他人と比較をすることもなく自分がやるべきことに集中できています。

他人と比較することのデメリットと、どうやったら他人との比較から抜け出せるのか?お伝えしたいと思います。

僕は心理学、脳科学の知識とマインドフルネスという概念をミックスさせ自分自身を引きこもりから復活させました。

なのできちんと科学的根拠のある情報をお伝えできると思います。

他人との比較はデメリットだらけ

まず、これは比較をしてしまう本人ですら、きっと気づいていると思うのですが、他人と比較をしたところで、デメリットしかありません。

以下にいくつかデメリットの例を示しました。

ストレスになる

まず、なによりもストレスになりますよね。

  • あの人はできている。でも自分はできてない…
  • あの人はあんなに健康的なのに、自分は太っている…
  • あの人はモテるけどなんで自分はこんななんだろう…

こういうのって、人間はどうしても考えてしまうものですが百害あって一利なしですよね。

そのような比較をしたからといって、問題解決はされないし、自分はなんだか悶々とした気持ちを抱えてモヤモヤして落ち込んでいくばかり。

当然、このような思考でストレスを受けている間はストレスホルモンのコルチゾールがドバドバと分泌されていることでしょう。

これが慢性化すると、脳のパフォーマンスが低下してきちんとした判断ができなくなったり、無駄に食欲が増えたり、免疫力が落ちたりと、メンタルだけでなくフィジカル面にも悪影響が…

そんな状況は一刻も早く抜け出したいものですよね。

行動しない言い訳でしかない

しかしながら、他人との比較をしてしまってるときというのは、なかなか行動できないもの…

そう、実は他人との比較というのは行動を起こさないための言い訳でしかないのです。

いや、だってホントのことなんだもん!

とか

俺が言い訳してるって?俺が悪いのか?

みたいな声が聞こえてきそうですが、それはあなたが言い訳しているのではないのです。

あなたの脳がリスクを取らないように作り出した言い訳なのです。

人間の脳は自動運転機能があります。

人間といえども動物。基本的には安心できる環境でぬくぬくとじっとしていたい生き物なのです。

つまり、あなたの脳はあなたのことを守ろうとして行動をしてリスクを犯さないように言い訳を作って自分自身を守ろうとしているのです。

他人はコントロールできない

これもごく当たり前のことのようですが、比較して自分なんてダメだ〜と思っている状態のアナタは忘れてしまっていることでしょう。

他人はコントロールできないのです。

いくらあなたが、

「あいつよりも有能になりたい!」と望んだとしても、他人のパフォーマンスは他人のもの。あなたが自由に操作をして、あなたの能力よりも下げる、ようなことはできません。

コントロールできないものに執着することで、人間は勝手に「できない」を作り出し、勝手にストレスに苛まれていきます。

コントロールできるものだけに集中し、ひたすらそれを磨いていけば、あなたの能力は向上し比較していた相手よりも上に立てる時がくるかもしれません。

また、もしも追い越せなかったとしても、コミットしたことが自信に繋がります。

たとえば、剣道の試合に勝ちたい人がいたとします。

なかなか倒せないライバルがいたとして、

ライバルを弱体化させて自分が上に立つ!

なんてできないですよねw

他人との比較から抜け出す方法

他人との比較から抜け出す方法、それは、自分がコントロールできることだけに集中する、

もうこれだけです。

例えば剣道の話だと、

コントロールできることといえば、自分の練習量。そこに集中し、ひたすら鍛錬を積めばライバルより強くなる可能性が見えてきます。

しかしここで当然「練習しても、かてるとは限らないよね?」という疑問が出てくると思います。

まさにその通りです。

たとえどんなに練習を積んであなたが実力をつけたとしても、ライバルも同じように鍛錬を積んでいた場合は勝てないかもしれません。

すると、比較グセのある人は

  • じゃぁ、練習する意味ないじゃん
  • 自分はやっぱり努力しても勝てない
  • やっぱり俺には無理なんだ〜

という「行動しない言い訳」がまた出てくることでしょう。

それはまさしく「コントロールできないこと」をコントロールしようとしているから起きる反応です。

そんなネガティブ感情の影響を軽減しつつコントロールできるものに集中するスキルをご紹介します!!

マインドフルネスが役に立つ!

マインドフルネスという概念について聞いたことはあるでしょうか。

マインドフルネスとは、ブッダの教えをベースにした生き方に対する態度です。

マサチューセッツ大学のジョン・カバット・ジン氏が心理学の理論とブッダの教えを組み合わせたのです。

ブッダの教えが科学的にも根拠があることが、最近になって明らかになってきた、ということですね。

マインドフルネスとは次の3つのポイントからなります。

マインドフルネスとは、

1.現在のこの瞬間に集中すること

2.意識的に集中すること

3.価値判断を下さずに集中すること

これらの3つの条件を満たすとき、あなたはマインドフルな状態で集中している、ということになります。

なぜこれが他人と比較してしまう劣等感に役立つのか?

その答えは、自己受容やアクセプタンスと呼ばれる精神状態になれるからです。

自己受容とは、ありのままの自分を受け入れることができている状態です。

他人との比較グセの根底にある感情の一つとして、「自己否定」があります。

マインドフルネスは自己受容への大きな助けとなるのです。

特に、【価値判断せずに集中する】というポイントはつまり【ありのままを観察する】とも言い換えることができますね。

自分を受け入れられていないということは、常に自分にダメ出しをしている状態。それは常に自分にストレスを与えていることなのです。

自己受容をした状態だと、今できることはなんだろう?という思考になってきます。

これによって、今自分が持っているスキルやできることに集中することができるのです。

仮に、「いや…それでもやっぱり不安があるな…」という時は、脱フュージョンというテクニックです。

マインドフルネスを利用して脱フュージョン

脱フュージョンとは、超簡単に言ってしまうと

自分の思考と距離を取り、ただ傍観する立場に立つこと、です。

え?わかりにくい?

川に例えるとわかっていただけるかと思います。

あなたの前に川が流れていると想像してみてください。その川はあなたの思考です。

川には水が流れていますが時々川の流れに乗ってモノも流れてきます。

葉っぱや木の枝、笹の葉かもしれません。中には魚が流れに沿って下っていくのを見る人もいるかもしれません。

あなたの思考とはそういうものです。

常に流れていて、あなたがコントロールできるものではないのです。

怒りや悲しみ、敵意や悪意、様々なものが現れるかもしれませんが、それらはただ現れて、流れていくのです。

⬆︎こんな状況を思い浮かべて頂くと、思考をただ傍観するのをイメージして頂けると思います。

実はこの脱フュージョンするというのも、

  • 現在の自分の感情に
  • 意識的に
  • 価値判断を下さず

集中する、という行為なので、マインドフルネスは本当にあらゆる場面で行動の指針となってくれます。

マインドフルネス瞑想で比較しない自分に進化すべし

マインドフルネス瞑想とは、自由にマインドフルになるための訓練、練習だと思って頂ければ良いでしょう。

なので決して神の言葉を聞くとか、天使と話すとか、そういうものではありません笑

実際、マインドフルネス瞑想を続けている人の脳というのは意志力を司る前頭葉が肥大化することが明らかになっています。

つまり、脳が変わる!ということです。

マインドフルネス瞑想とは、

1.現在のこの瞬間に集中すること

2.意識的に集中すること

3.価値判断を下さずに集中すること

これらのマインドフルネスの原則を練習するもので、メタ認知力が向上します。

メタ認知とは自分を客観的に見る能力のこと。

自分が今どういう状態なのか?

怒っているのか?

悲しいのか?

どれくらい怒っているのか?

など、自分の状態をモニタリングする能力が向上するので、脱フュージョンも上手くなるわけです。

瞑想については、他の記事で紹介していますので、ぜひそちらをご覧ください。

まとめ

比較はストレスしかない!

瞑想でメタ認知を鍛え、自分を客観的に見るようにすべし!

という感じです。

最後までまだお読みいただきありがとうございました。

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こんにちは。Kevinといいます。 ダンス講師でもあるマインドフルネス講師です。 過去の経歴は 新卒で超優良企業に就職し6年間働く➡何かを勘違いして超キビシイ営業の世界へ➡ 売上ゼロの期間にぶち当たり精神的に追い詰められうつ状態に。ひきこもる という、どうしようもなくダメな人生を生きてきました しかし、マインド...

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