私は水を飲めない

我々の通常の考えでは、
【〜という 感情/考え があるから、…という行動をする】
ように思えます。
嬉しいときに大きな声を出してハグし合ったり
悲しいときに泣いたり
「できない」と思っているからできないと感じたり
「自分はダメなやつだからなにをやってもうまくいかない」と言ってみたり。
思考や感情は本当にあなたの行動を、身体をコントロールしているのでしょうか?
だとすれば、前に紹介したエクササイズ、【私はバナナだ!】に挑戦した人たちはみんな、バナナになっていることになります!!
(前の記事はこちら⬇︎
【私はバナナだ!】
しかし、現実はそうではありませんよね。
ちょっと考えてみて頂きたいのですが、
【言葉と距離を取る】という可能性を考えてみてください。
【私はバナナだ!】
と何度も言い聞かせて
頑張って信じようとしても、あなたはバナナにはなれないように、
思考や感情はそれ以上のものではない、
行動を「コントロール」するものではない
ということを考えてみて欲しいのです。
自分は怒っている!
と、思ってもその怒りを実際に表現して周りに当たり散らしたり
友達やに怒りをぶつけたり
子供を怒鳴りつけたり
そうしなくても良い可能性があるかもしれないと考えてみてください。
体調が悪くて不快に思っていても、
その不快感を他人にぶつけなくてもいいかもしれません。
不快感は不快感でしかありません。それにあなたの行動をコントロールさせなくても良いのです。
困難な状況にあり、
自分は負け犬で、無能で、どうしようもないヤツだ
と、思ったとしても
それを身体で表現し、実際に活力を失くして
行動力を減らして
愚痴や言い訳を言って
人生をダメにしているのは、
思考とは切り離された自分の行動にあるかもしれない、ということです。
少しでも興味のある方は、このエクササイズをやってみてください。
【私は水を飲めないエクササイズ】
まずは水を用意して、「私は水を飲めない!」と自分に強く言い聞かせて、何度も何度も頭の中で繰り返してください。
そして、水をのんでみてください。
やってみましたか?
実際に水を飲むことができなくなった方は是非ご報告頂きたいです。
大抵の人は、どんなに強く「私は水を飲めない」と信じ込もうとしても、たとえ何度「私は水を飲めない!」と声に出したとしても、
水を飲むことが不可能にはならないはずです。
思考が行動をコントロールするのであれば、ほとんどの人はこのエクササイズで水を飲むことができなくなって大事件になってしまいます笑
この内容はとてもとても大切です。
その人を社会の中で表現するのは【行動】だからです。
【体現】という言葉があるように、カラダを使ってなにかを表現すると、それは体現となり、あなたにも他の人にも、誰からでも認識できる結果をもたらすのです。
【思考や感情は、行動のコントロールをしない】
という可能性について、是非考えてみてください。
ただ、これを書いていて、
この記事の内容ってよくあるポジティブ自己啓発の方々が言っている
「ポジティブな言葉を使いまくれば自分が変わる!」
「毎日、自分はサイコーだ、みたいに言い聞かせれば本当にそうなる」
みたいな考えに真っ向から対立する『現象』なんだな〜と思いましたとさ。
おわり。
kevinのTwitter↓
Youtube
コメント