先日、ツイッターのDMでとある方から「コロナの影響で旦那が家にずっといます。ケンカばかりで離婚の危機なんです…。」という趣旨の相談を受けました。
#コロナ離婚というハッシュタグができるくらい、悩んでいる方が多いようです。
今回は、
「コロナ離婚の相談をしたい…」
「コロナの影響で離婚の危機だけどどうしたらいいかわからない」
という方のために、コロナ離婚の危機に対応するための対策をご紹介します。
どなたでも実践できる方法ですので、今離婚の危機で困っているという方もより冷静に、自分の人生に後悔を残さない判断がとれるはず。
苦しい状況かもしれませんが、こちらを参考に、ご自身の行動の一つの指針にしてください。
目次
コロナ離婚とは?

最近では、コロナ鬱という言葉も出てきてしまいましたよね。
なんでも、リモートワークなどで旦那さんが家にいる時間が多くなったことが原因になっているようです。
その結果衝突が増え、離婚したいと思ってしまう人が増えてきているんだとか。
なんとも悲しいことではありますが、現実に衝突してしまっているのだからできるだけ早く解決したいですよね。
今回はマインドフルネスと心理学を学び、ストレスケアや夫婦関係改善のお手伝いもしている立場から、この問題に関してアドバイスをさせて戴きます。
コロナ離婚の危機でも、一度冷静になるべき理由

まずは、「離婚したい!よし、書類書くべ!」と、短絡的な行動には走らないで戴きたいです。なぜかというと、ストレスにさらされている時、人間は正常な判断力を失ってしまうからです。
まずはマインドフルネス瞑想などでいったん心を落ち着けて、自分を取り戻してから判断することを強くおすすめします。
コロナショックのようなストレス下では正常な判断ができない
人間はストレスの影響を受けていると、正常な判断ができなくなってしまいます。
なぜなら、不安や脅威に出会ったとき人間は、闘争・逃走反応という反応を取ってしまうから。
これは自然界で危険を回避するために発達させてきた機能でが原因で、脳が「戦うか?逃げるか?」を瞬時に判断するモードに入ってしまうからなのです。
「旦那が家にずっといるけど何もしない…。むかつくからつい大声で怒鳴ってしまう。」
このような反応は、まさに「闘争」の反応が出てきていると言えるでしょう。
ここで認識していただきたいのは、戦うことも逃げることも非常に短絡的な行動であるということです。
ストレスがたまった状態では、このように野生動物のごとくカンタンで具体性のある選択肢しか選べない状態に陥ってしまいます。
こんな時こそ、一度落ち着くために瞑想などを行うようにしましょう。
瞑想のやり方は、【マインドフルネス】いろんな瞑想のやり方紹介で詳しく紹介しています。
動画もあります。
外出自粛のストレスをぶつけ合っているだけの可能性も?
コロナ離婚に関しても同じことで、単に外に出られないストレスをぶつけ合って関係が悪化しているだけ、というケースも多いでしょう。
大事なことなので繰り返しますが、人間はストレスを受けると非常に短絡的な行動を取ってしまいます。
実際、ツイッターのDMで相談を頂いた方の場合は、「お互い嫌いというワケではないのに、なんとなくストレスを感じていたから当たってしまう」状態だったようです。
このように心の奥ではお互いを大切に思っているのに離婚してしまうなんて、悲しすぎますよね。
「アサーティブ」に会話をすることでお互いの心の中をさらけ出し、認め合いさらに深い関係に発展していく…というのはよくあること。
アサーティブとは、すごくざっくり言うと「お互い冷静に、かつ正直に」といったところでしょうか。
短絡的に離婚を選択するのではなく、まずはどうしていらだってしまうのか、改善方法はあるかどうかを冷静になって話し合ってみることをおすすめします。
コロナ離婚の相談にも例外はある
ただし、離婚を思い止まってはいけない例外的な状態があります。
それは、DV被害を受けている場合です。
なんとアメリカでは、コロナウイルスの影響で外出が規制されたとたんにDV被害の報告が増えたのだとか。
日本でもそのようなケースがあるでしょう。
DV被害を受けている場合には直ちに身の安全を確保できるようアクションを取るべきです。
被害を受けている女性のために活動をしているNPO法人をに助けを求めるのもひとつの手です。
NPO法人 全国女性シェルターネット
HP:https://nwsnet.or.jp/
暴力を受けている場合は1人で悩まず、頼れる人や機関に相談をしてくださいね。
コロナ離婚の危機に関係性を見直そう

冷静になれたら、この機会を自分の人生を見つめなおすチャンスと捉えられるはずです。
夫婦で今後の方向性や過ごし方を考え、よりよい関係を築くキッカケにしてくださいね。
「ただストレスの奴隷になり続けるのか、現状をより良い未来のために上手く活用するのか。」
私たち人間は、それを自由に選ぶことができます。
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