あなたにはストレスがありますか?人によって「私はストレスが多い」「私はストレスがない」など、感じ方はさまざまでしょう。
ストレスが多い方の方が精神的な負担が大きいように見えますが、実は「私はストレスがない」と言っている方ほどうつ病のリスクが大きいことはあまり知られていません。
今回は、ストレスが多い方も少ない方も気が付きにくい、危険なストレスについて解説していきます。
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目次
ストレスには3つの分類がある

一口にストレスと言っても、細かく分類すると3つの種類に分けることができます。
それぞれの種類によって危険度が異なるため、まずは険度別に分類を見ていきましょう。
【危険度★】ショートストレス
ショートストレスとは、単発で感じるストレスのことです。
たとえば、以下のようにストレスを受けても、一瞬で終わってしまうようなものを指します。
- 道を歩いていたら人とぶつかってしまった
- 歩きタバコをしている人を見てイラッとした
この場合は確かにストレスは受けますが、繰り返されることがないため、危険度はほかの2つと比べると低めになっています。
【危険度★★】リピートストレス
リピートストレスとは、ショートストレスが何回も何回も繰り返して起きる場合のことを指します。たとえば、家に帰ると毎日お母さんが宿題をやりなさいと言ってくる状態などを、リピートストレスと呼びます。
リピートストレスはショートストレスと同様、私たちが自分で認識できるストレスです。そのため、自分で対処法を考えてストレスを対処することが可能ですよね。
大抵の方は、こういったストレスが蓄積されていくと「ストレスが溜まったからボーリングに行こう」と発散することができます。きちんと発散することができれば、そこまで危険度の高いストレスではありません。
【危険度★★★】ロングストレス
ロングストレスとは、その名の通り人生の中で長い期間影響を及ぼしてくるストレスのことです。放っておくと、死亡率が上がったりうつ病や病気のリスクが上がってしまう危険なストレスです。
たとえば、以下のようなストレスをロングストレスと呼びます。
- 会社が自分に合っていない気がしてもやもやする
- 借金があってずっと気がかりだ
- 子供の頃の嫌な記憶がフラッシュバックする
こういったストレスは数年〜数十年単位で付きまとうものなので、自分の心に大きな影響を及ぼしていきます。
しかし私たちは、同じストレスを感じ続けると「仕方ないな」と慣れて存在すら認識しなくなってしまいます。このロングストレスへの慣れがこそが、最も危険な状態なのです。
早く対策をしないと、うつ病の一歩手前まで精神の状態が悪化してしまうこともあります。
ストレスへの対策法

体の健康対策と同じように、心の健康対策も日常的に行っておくべきです。がんになってから「今から健康になるぞ!」と意識しても遅いのと同じように、心が病んでから心の健康を目指しても遅いのです。
ストレスを感じたら早い段階でケアをして、心を健康に保つ習慣を始めることが大切です。
メンタルの健康を維持するために行いたいストレスケアとしては、以下のものが挙げられます。
- 自然の中を散歩する
- ひとつのことに集中する
とくにひとつのことに集中する行為は、簡単にできてストレス解消効果の高い方法です。
たとえば、木登りやボルダリングなどをしているときに「今日の夕飯どうしようかな?」と他のことを考える方はいませんよね。
目の前のことにとにかく集中して余計なことを考えない、この状態こそが「マインドフルの状態」だと言えるのです。この状態がメンタルに非常にいい影響を及ぼすと言われています。
マインドフル状態を目指す方法としては、マインドフルネス瞑想もおすすめですが、瞑想まで行かなくても日常生活の中でマインドフル状態になることも可能です。
お皿を洗うときに水が手に当たる感覚に集中するだけでも、瞑想に近い状態になることができます。
少しでもロングストレスに対抗できるように、日常生活の中でメンタルにいい活動を取り入れてみてくださいね。
マインドフルな活動でストレスに対処しよう!
私たちが普段感じているストレスには3種類あり、中でも日常的に感じて慣れてしまうロングストレスは、非常に危険なストレスなので早めに対処する必要があります。
ストレスに対処するには、ひとつのことに集中したり瞑想をしたりと、マインドフル状態になれる生活習慣がおすすめです。すぐにでも実践できるものなので、ぜひ今日から生活に取り入れてみてください。
マインドフルネス瞑想について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧くださいね。
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