アンテナ感度の高いビジネスマンならば、一度は聞いたこともあるであろう、【マインドフルネス】。
世界的有名企業やスポーツ選手までもがパフォーマンスアップのために取り入れているのには、ちゃんとした理由があるのです。
今回は、ビジネスマンにも必ず役に立つマインドフルネスの効果をご紹介します。
目次
ビジネスマンにもスポーツマンにも人気なマインドフルネス

マインドフルネスは、ビジネスにおいてもスポーツにおいても有効です。
その証拠に、誰もが知っている有名人や有名企業がマインドフルネス瞑想を実践したり研修に取り入れたりしています。
- スティーブ・ジョブズ
- 松下幸之助
- ノバク・ジョコビッチ
企業で言えば、
- Apple
- ゴールドマン・サックス
などが挙げられます。
日々、重いプレッシャーに耐えながら成果を出し続けなければならないエリートたちは、なぜマインドフルネスを実践するのでしょうか?
なぜなら、マインドフルネスで得られるメリットは、ビジネスのパフォーマンスを上げてくれる効果があるから。
そして、その効果は科学的なエビデンスに裏付けられた確かなものなのです。
ビジネスマンこそマインドフルネスが必要!
情報が爆発してあふれかえっているこの時代では、常に「脳疲労」と隣り合わせです。
タスクを完了し続けながらその整理に追われていたり、パソコンやスマホから無限に供給される情報を整理したり…。
現代における私たちの脳は、常に大量の情報処理を強いられている状態なのです。
我々人間の脳は旧石器時代からあまり進化していないにも関わらず、処理しなければならない情報は何万倍にもなっていますよね。
当然ながら、その分脳にかかっている負荷は増え続けています。
この大きすぎる脳への負担が、「脳疲労」となり蓄積していきます。
脳疲労が蓄積すると、たとえば以下のようなデメリットがあります。
- 集中力の低下
- 慢性ストレス状態
- コミュニケーション力低下
どれもビジネスマンにとっては致命的なものばかりですよね。
マインドフルネスは、このデメリットに対して効果的に作用してくれます。
パソコンやスマホによる脳疲労や仕事のストレスが溜まれば、ビジネスのパフォーマンスはガクンと下がってしまいます。
だからこそ、ビジネスマンはマインドフルネスでこの疲労やストレスから心と体を解放してあげる必要があるのです。
マインドフルネスがビジネスにもたらす4つの効果

ここから、もっと具体的にマインドフルネスがビジネスにもたらしてくれる効果についてみていきましょう。
効果1 集中力やパフォーマンスの向上
ビジネスマンには欠かせなスキルである「集中力」。
この集中力は、マインドフルネス瞑想を行うことで鍛えられることをご存知の方も多いでしょう。
マインドフルネス瞑想は、集中力を自分でコントロールできるようにする訓練です。
そのため、瞑想でメンタルを訓練しておけば「仕事の時には仕事に一気に集中!遊びの時は遊びに全力投球!」と、メリハリのあるライフスタイルをつくることができます。
実際、マインドフルネス瞑想を3年間続けているコーチも「集中力が上がり、オンオフの切り替えがカンタンになった」と語っています。
集中力が上がれば、ぞれだけ仕事のパフォーマンスも上がります。マインドフルネス瞑想は、素早く質の良い仕事をするために非常に役立つのです。
効果2 ストレス軽減
2013年、ロンドン大学のカリーナ・リンネル博士が集中力を比較する面白い調査を行いました。
- 2000年前から生活スタイルが変わっていないと言われているアフリカのヒンバ族
- ロンドンの若者
上記のうち、どちらの方が集中力が高いかと言う調査です。
結果は、アフリカのヒンバ族の圧勝でした。
なぜか?
それは、現代人の脳はその圧倒的な情報量を処理する中で、常にストレスにさらされている状態だからです。
ストレスにさらされていると、脳は当然ながらストレス要因から命を守ろうとします。
つまり私たちの脳は常に警戒態勢なのです。
たとえば、ライオンに襲われそうなときに「この仕事に集中しろ!」と、言われても無理な話ですよね。
現代人は圧倒的な情報過多により、脳の「偏桃体」という部位が常に興奮状態にあります。
偏桃体とは、不安・緊張・興奮・悲しみなどストレスに対する反応を司っている部分です。
旧石器時代にストレス要因となるものは、突然木が倒れてくるとか、ライオンに襲われそうとか、なんかわからないけど病気になった、とか。どれもハッキリとしてすぐに解決されるものばかり。
しかし現代においての不安要因は・・・どうでしょう?
- この仕事は上手くいくだろうか?
- 受付の女の子がかわいいな・・・彼氏はいるのかな
- 来月の売り上げを挙げるためのプランはどうしよう?
どれもイマイチつかみどころがなく、すぐさま解決!というわけにもいかないものばかりですよね。
そうなのです。現代の情報社会における我々の不安はつかみどころがなく、いつ解決できるのかわからないものばかりなのです。
これでは、脳は「いつも問題を解決しようとする」ために動き続けてしまうのも無理からぬ話。
だからこそ瞑想で情報処理をお休みさせてあげると「脳がきちんと休憩」でき、ストレス解消につながるのです。
効果3 対人関係やコミュニケーションの改善
瞑想を30日続けると、顔が優しくなるという研究もあります。↓

ですが、ただ「顔が優しくなった結果人から好かれるようになります!」なんていう単純はお話ではありませんよね(笑)
表情に加え、マインドフルネス瞑想では「共感能力」が上がることもわかっています。
共感能力とは、相手の気持ちを察したり相手の立場になって物事を考える能力のこと。
最近の研究ではサルでもこの能力を持っていることがわかっており、会社などの組織で生きている人間にとっても非常に重要なスキルだと言えるでしょう。
営業などの交渉の場でも、よく「相手の話を聞こう!」というアドバイスがある通り、相手を理解することはビジネスの基本。
そのため、マインドフルネス瞑想で共感力が向上すれば、ビジネスでより思い通りの結果を残せるようになるでしょう。
実際、僕自身も瞑想を初めて数か月で「人から返ってくる反応がとってもポジティブになってきた」と実感しています。
さらに、個人講座のクライアント様の中には、夫婦関係が劇的に改善したというという報告もありました↓
動画埋め込み
このように、マインドフルネスが表情と共感力にもたらす影響は、対人関係やコミュニケーションにも良い影響を与えます。
その結果、社内の雰囲気が良くなったり取引先との関係が良くなったりと、ビジネスにも大きなメリットをもたらしてくれるのです。
効果4 脳の活性化・創造性の向上
2004年、ドイツのボグダン・ドラガンスキがジャグリングの練習をする被験者の脳を観察する、という実験を行いました。
実験の結果、ジャグリングを3か月行った被験者の中側頭皮質に厚みの増加がみられたのです。
このように最近では、マインドフルネス瞑想や集中力の維持が必要なタスクを続けると、「脳の連絡系統が発達して細胞の厚みに変化をもたらす」という研究成果がたくさん報告されるようになりました。
特に、マインドフルネス瞑想で鍛えることができる前頭葉は言語能力を司っている部分。
この部分が活性化することで、言語能力も向上してビジネスマンが問題解決を図るときに活用する創造性の助けにもなります。
僕個人の体験で言うと、以前よりも抽象度の高い考えをめぐらすのが上手くなったような感じがします。
抽象度と具体度を上げたり下げたりして複雑な問題解決する必要がある現代のビジネスマンには、マインドフルネスで得られるメリットは非常に役立つでしょう。
ぜひ皆様も、ビジネスに役立てるために瞑想習慣を取り入れてみてくださいね。
ビジネスシーンで役立つマインドフルネスの方法
ビジネスシーンでも効果のあるマインドフルネス瞑想のやりかたは、こちらの記事でも紹介しています。
マインドフルネスの基本
マインドフルネスの基本は、マサチューセッツ大学のジョン・カバット・ジン教授の定義がとても分かりやすく使いやすいです。
- 現在の瞬間に
- 意識的に
- 価値判断を下さずに
この3つを満たしたうえで集中していればそれがマインドフルな状態だよ、と彼は言っています。
オーソドックスな瞑想法は、呼吸瞑想ですが、仕事中にオフィスで、しかもデスクに座ったっま誰にも怪しまれずに瞑想する方法があります。
それが「食事瞑想」です。
やりかたは・・・
- 食べ物の見た目をよーく観察する(質感、香り、大きさ、色、カタチ、etc)
- 食べるときに、とにかく観察しながら食べる(触感、固さ、味、飲み込んだときに喉を通る感じetc)
デスクで食べるお菓子やおやつを瞑想の対象にすることも可能です!
デスクにいるときにいきなりあぐらをかいて眼を閉じて・・・なんてことは、瞑想が推奨されている環境でもなければできないですよね。
気軽に瞑想を実践したいビジネスマンは、ぜひ食事瞑想を試してみてくださいね。
ビジネスマンにおすすめなマインドフルネスのタイミングは?
マインドフルネス瞑想は、一日の間に何回やってもOKです!
特に仕事をしていると、「アタマの中が大量の情報でぐちゃぐちゃになりこれ以上なにも考えられない!」という状態になることはありませんか?
そんな時こそマインドフルネス瞑想の出番です。
休憩時間の数分を瞑想の時間に当ててみましょう。
外部からの情報を制限してあげることで脳が休まり、次のタスクに取り組むときもリフレッシュした状態で挑めます。
また、朝の瞑想もおすすめです。朝は誘惑が比較的少なく、習慣化するという意味でも朝の瞑想を僕は推奨しています。
もちろん夜寝る前に行うのも、1日頑張った脳を落ち着けることができるのでGood。
- 朝
- 仕事の合間
- 夜
お好きな組み合わせで瞑想してみましょう!
マインドフルネスをする時間はどれくらい?
「1日に平均して27分の瞑想を週に6日のペースで8週間行った人たちは、脳が大きくなって成長していた」と言う研究が、ハーバードメディカルスクールをはじめとする合同研究チームの調査でわかっています。
しかし、忙しいビジネスマンは「そんなに時間とれないよ!」と言う場合も多いでしょう。
僕は、今でこそ5~30分の瞑想をほぼ毎日行っていますが、始めたばかりのころは3分でやっていました。
個人講座を受けてくださっているクライアントの皆様には、1分からスタートしましょう、と案内しています。
なぜかというと、瞑想で脳が変わる効果は、継続的に行ってこそ得られるものだからです。
長時間を数回より、短時間を毎日行った方が得られる効果は大きいです。
仕事に支障のない範囲で、1分でも3分でも、ご自身で好きな長さを設定してやってみましょう。
ビジネスマンにおすすめなマインドフルネスの本

ここからは、ビジネスにマインドフルネスを取り入れたいと言う人に向けて、おすすめの書籍をご紹介していきます。
元Googleフェローが書いた、Googleの研修が学べる一冊です。
科学的なエビデンスが豊富!物語形式で初心者にも安心して読める一冊。
マインドフルネスの奥深い世界観、全体像をつかみたい人はこんなのもおすすめですよ。
スタンフォード大学マインドフルネス教室(スティーブン・マーフィ・重松)
マインドフルネス効果で「デキるビジネスマン」が目指せる!

いかがでしたでしょうか。
マインドフルネスには、あなたの人生を豊かにする可能性が無限大に隠されています。
ぜひマインドフルネスを実践して、デキるビジネスマンになってくださいませ。
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